パニック障害という病気について

今やっと知られるようになった"パニック障害"

キンプリことKing & Princeの岩橋玄樹さんが休養を発表された事でも最近知られていますが、今やっと知られるようになった「パニック障害」。
芸能人の告白によって特に世に知られるようになりましたね。
女優の田中美里さん、IKKOさん、長嶋一茂さん、中川家のお兄ちゃん、Kinki Kidsの堂本さんなどが告白されその後克服されています。

こういった方々が告白する事によって、昔はなかなか知られず理解も得られなかったものが、なんとなくでも認知度があがった事、とても大きいと感じます。

孤独に襲われるパニック障害

なにより自分がパニック障害になって20年

そう、なにより自分が実はパニック障害治療中で20年目以上となります(;^_^A
現在は、だいたいの日常生活も送れており、働くこともできているのでかなり大進歩しております。

パニック発作を経験されている方はわかる部分が多いと思いますが、やっぱり一時期は「生きるのがつらい」と思って過ごしていました。
いや~そりゃ「普通の何でもない事」がかんたんにできなくなるんですから。

パニック障害についてどのくらい知っていますか

実際、周りにそういう人がいないと意外とどういう症状だったり、どんな事が起きるのか知られていないですよね。
アレは突然やってくるので、当事者でもどんな事になるのかわからなかったりするから困るんです。

突然の動悸、胸のムカムカ、手汗、息苦しい、手が震えてくる、足が震えてくる、症状は人によってさまざまです。
それでも、その発作が起こる状況から離れられれば治まったりするのが、人にはあまりわからない。

まずは自分に合った心療内科を探すところから

私がパニック障害になった頃はまだそんなに認知度がなかったので、内科に行っては「気のせい」と言われつつ、よくわからない薬を渡されて効きもしないのに飲んだりしていました。
インターネットで自分の症状をいろいろ検索してやっと、「パニック障害」「心療内科」というキーワードにたどり着いたのです。
それはもう、やっと豆電球のような光を見つけたような、怪しいけどホッとしたような、変な気持ちでした。

私は心療内科以外でも、あまり医者を信用していません。検査結果は信じるけれど、問診や医者が言った言葉は半分程度聞くくらいの気持ちでいます。何故って、自分が一番よくわかっているはずだから。

今まで、心療内科は4つくらい行きました。初めて行った心療内科では、開業したばかりのところでちょっと期待していったのですが、毎回「どうですか?その後調子は」「特に変わりません」「じゃ、処方箋です」で終わるというせいぜい2分診察。

その後もたいてい同じような感じのところが多かったですね。それでも、自分に合った薬に出会えれば充分。私はそうでした。
もちろんアドバイスや薬の減薬プログラムを組んでくれたら最高だけれど、そんないい医者にはまだ会っていません。

薬は飲まないにこした事はないけれど、外に出られないくらいつらくなったら頼っていいと思います。
風邪に特効薬はなし!と言い切る、私の好きな内科医のように、症状を抑える薬は必要です。
そうしないと自信もつかないし、まずはできる事を増やす事が大事だったからです。

  

焦らずに、周りの人は変に気を遣わず見守って

パニック障害は、あっという間に治るものではありません。
私もまだ完治には至っていません。
それでも、20年前とは雲泥の差です。

電車に乗れるようになりました。※ラッシュは無理ですが
働けるようになりました。※狭い部屋でのミーティングはきつい
外食ができるようになりました。※よほど高級な店でなければ
美容院に行けるようになりました。※最初は緊張しますが

薬の量も、一時期は5種類以上飲んでいましたが、現在は3種類。通常は2種類+頓服で1種類。
これだけ生活が変わるとは、当時ぜったい思えなかったです。

そして、長くこの病気と付き合ってきた事で、周囲の人に気軽に言えるようになりました。
「私じつはパニック障害なんだよね」って。
それでも大概は「そうなんだ~」で終わります。そんなものです。
結構自意識過剰な部分や、人の目を気にするタイプ、基本真面目なタイプ、完璧主義な人などがなりやすいみたいですね。

そんな人がもし周辺にいたら、見守ってください。「大丈夫?」と変に大げさに心配しないでください。
もちろん、人それぞれなのですが、私の場合は人に気にされるのが一番プレッシャーに感じていました。
それがストレスとなり、さらに焦る、悪循環。

今も、まだ戦っています。ストレスがない生活なんてありません。ストレスを抱えすぎない事が大事。
頭でわかっていても難しいものですよね。そして私のように、長くかかっている人ほど完治にも時間がかかる。
それでも、焦ったらまた逆効果になって、元に戻ってしまうのが一番怖い。
だから、意識してポワーンとするようにしてます(*´艸`*)
もともと、人を笑わせるのが好きだったし。
そうそう、楽観的だったはず。
そうやって生きていこう。
そう、思っています。

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