三浦春馬と多部未華子のベストキャスティング!
原作コミック「君に届け」の超ファンの人も、原作を読んだ事のない人も、確実に気持ちよく観られる作品だと思います!
因みに私は、漫画家:椎名軽穂さんの元々ファンでしたので、原作を読んでいましたが、これほどピッタリなキャスティングがあったのかと思うほど、主役の二人が最高に爽やかに演じられていて、脚本も最高。
コミック原作のドラマや映画が多い中で、ただそれだけにあてはまらない枠じゃないかと思える映画です。
個人的には多部未華子さんが好きなので、ぐぁー!なんて可愛いんだ!と思うけど、不思議とこの作品では特に「爽子」としか見られないし、三浦春馬さんも大好きですが、爽やか君の「風早」にしか見られない。
それほどググっとハマっているキャスティングだと感じます!
簡単に伝えられない想いがそこにある
超人気コミック「君に届け」は、最近の少女漫画の中でもちょっと珍しい内容でした。
というのも、特別変わった学校設定があるわけでもなく、「少女漫画あるある」的な要素満載というわけでもなく、ただ本当に普通の女の子と、リアルに普通によくいる目立つ男の子がいて、お互い惹かれてゆく。
最近の少女漫画では、時代のせいもあるのか、すぐに好きになってすぐ発展しちゃったり、いわゆる「壁ドン」でキュンとかw、顎グイでキュンとかの要素が満載だったりするけれど、この作品にはそういう“いかにも”設定がない。
お互いがどんな風に気になっていって、どんな風な出来事があって、どんな背景があって・・・という、プロセスみたいなところをすごく大事にしている作品だと思います。
確かに、リアルでそんな簡単に「好きだな」って気持ちを自覚したり、それを相手に伝えるまでって結構時間がかかったりするもの。
そんな本当に青春だなぁ~って共感できる内容が、コミックにも、映画にもしっかり入っていて、不自然じゃない。
だから、何度観ても楽しめる作品なんだと思うし、人気の理由なんですよね。